【207話】日本史の講師が威張ったじじいだった
104 名前:おさかなくわえた名無しさん[sage] 投稿日:2011/08/16(火) 13:12:26.13 ID:TqUK8vha高校の時の話し
日本史の講師が威張ったじじいだった。
授業はつまらないし、口臭いし(ウンコ臭)、女子を贔屓するわで、
好きだった授業が段々嫌いになった。
授業中にヤツがする雑談はいかに自分が優れた人間かの自慢話。
気に入らないことがあるとすぐ怒鳴り、みんなも辟易としてた。
ある時、じじいは言った。
「俺が海軍兵学校にいた時は…云々」と。
その時自分は、「あ、こいつ嘘ついているな」と悟った。
一応最後まで話しをさせてから、「先生質問いいですか?」と挙手。
「先生は海軍兵学校の何期生だったんですか?」と自分。
「え?え?」とキョドリ出す講師。そして、答えない。
「兵学校にいたなら、分かるでしょ」としつこく迫る自分。
とうとう講師は逆ギレ
「おめぇに関係ないだろうがぁぁぁ!!!」
105 名前:おさかなくわえた名無しさん[sage] 投稿日:2011/08/16(火) 13:13:16.26 ID:TqUK8vha
続き
「いいえ、関係あります。
祖母の兄は海軍兵学校第○○期生でした。
終戦の年の4月、沖縄に向かい戦死しました。
海軍兵学校生を騙ることは、お国の為に戦死した人々への侮辱です。」
と怒鳴り返した。
ついでに、「兵学校の名簿もあるので(本当)家に帰って確認します」
とも言っておいた。
自分でも声が震えているのが分かり、恥ずかしかったけど、
こんなカスに嫌われても目をつけられてもいいと思った。
その時の授業がどう終わったかは覚えていないのだけど、
自分は怒りが治まらず校長先生にいきさつを泣きながら話しに行った。
その一週間後にじじい講師は学校に来なくなった。
やつがどうなったか知らない。今もどこかで嘘ついているのかも。
自分は右でも左でもない。
けど戦争を体験した人間は多くを語らないことを知っている。
自らベラベラ語る人間は嘘ついているんだよ。
読みにくてゴメン
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